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初めての法律事務所

時系列が逆になっちゃいます。
この前の記事(これの次の記事ね。「自分のこと、いろいろ」ってタイトルの)で自分が借金苦になった話と弁護士さんのところへ行ってきたのと自己破産を決心したことを書いたんだけど、その「前段階」を書いていきますね。


債権者の方々にはほんとに申し訳ないんですが、とうとう返済が出来なくなって…
まともに食事も出来ないレベルで疲弊して、とある人の「借金返済を晒すブログ」のサイト内にあったバナーをクリックして見つけた法律事務所の大阪事務所へ早々と「直接契約書を書きに行く約束」をとりつけておいたので、2019年10月26日に行ってきました。


病院にも行けない、勿論、服も買えなかったからね、何を着て行くのかすらわからなくて、とりあえず、「どこでもスーツ」な私はこの前自分でサイズ直しをしたスーツで電車に乗り込みました。
法律事務所だからスーツでしょ、的な。
もうね、まだ地元の駅なのにね、涙が出てくるのよね。
そして、心の中で言ってるんです。


「弁護士さん…そこへ行けば、あなたは私を助けてくれる?」


まあ、うまく停車駅数が少ない電車を捕まえたからね。「新快速」っていうの?
京都を出ると、ほんとに停車駅がめっちゃ少なかった。距離は長かったけどね。
大阪へ行くのは久しぶりすぎて、「え?こんなに遠かったっけ?」とは思ったけどね。
車内にはいろんな人たちがたくさん…
制服姿の学生さん、礼装のマダム、普段着の若い人たち…


この人たちはみんな、何処へ行くんだろう?
何を考えてるのかな?
まさか、私みたいな用事や心情じゃないよね?


平日で、しかも中途半端な時間だったから、終始座っていられたのだけでも助かった。
窓の外を見てるとね、
もう涙が「これでもか」で出てくるのよね。
他の乗客に見つからないように堪えるの必死でした。
自分の置かれた状況が、もう悔しいやら恥ずかしいやら…
本来なら自分が責任を持って管理しなければならなかったことをきちんと出来なかったがために、とうとう弁護士さんに「始末」を依頼する…
自分はなんて浅はかで、思慮に欠けた人間か、ってほんとになさけないと思ったよ。


大阪駅に近づいてくる…


ドキドキするんですよね。
こんなに緊張するのは久しぶり。
(いままでどんなにタルんでたんだよ)
私はこういう状況を
「口から心臓が出てきそう」
って表現をするんだけど、まさにそんな感じ。


途中、いろんな思いがくるのよね。
弁護士さんは怖くないの?
負債額が大筋でわかるものを持って来たけど、理由を聞かれて答えたら怒られたりとかしないのかな?
ってか、私、「法律事務所」って場所に行くの、50年の人生で初めてなんですけど…
それより何より、ほんとにちゃんと解決できるのかな?


「そこへ行けば、あなたはほんとに私を助けてくれる?」


法律事務所の所在地は大阪駅の地下通路から連結で行けるんだよね。
駅員さんにどの通路をどっち向きに行くのか訊いて、レッツウォーキング。
しかし、大阪は人が多い。
しかも、駅の地下通路はお店がいっぱい途中にあるんだよね。見て行きたかったけど、11時に予約だから寄り道禁止。
んで、第4ビル連絡口に来た。


エレベーターが「中層階行き」ってなんなの?
電車はしょっちゅう乗り換えするから慣れてるけど、エレベーターにも乗り換えがあるなんて、そんなことも関西の田舎住みの私には「人生初体験」だったのね。
その「中層階行きエレベーター」で15階まで行く。
法律事務所があるのは22階。
「高層階行きエレベーター」を探さないと、法律事務所へは行けない。
キョロキョロしてると、ほんの数歩、歩けば行ける場所にあった。周りには誰もいない。
このビル、上のほうは企業さんのオフィスが入居するオフィスビルなのね。
口から心臓が飛び出して来ないように喉元を押さえながら22階に到着。
更に誰もいなくて静かすぎる、そして無機質な感じの風景。緊張度MAX。
「法律事務所、どこだろう?」
またキョロキョロしてると、エレベーターのドアの近くに「弁護士法人アドバンス」の文字が。
「あ!あれだ!」
廊下を歩いてすぐ、「弁護士法人アドバンス」って表札の付いてるドアを見つけた。


うわ…来たよ…
法律事務所だよ。弁護士さんだよ。


脳内でわちゃわちゃしながらも必死で落ち着いて(かなり忍耐が必要でした)ドアを「一生分の勇気」をもって開ける!!


あれ?誰もいない…


私はてっきり「事務所内の人の視線を一身に浴びる」という事になると思ってたから拍子抜け。
どうするんかな?と思いつつ、そのまま前を見ると小さなテーブルの上に「呼び出しピンポンボタン」があるではないですか。
これまた、「全身全霊の勇気」でもって、そのボタンを押した。
すると、オフィスビルに勤務する人には似つかわしくない(ごめんなさい)カジュアルなお姉さんが出て来た。事務員さんかな?
「あ、あの、予約してた西村です。11時に予約をさせていただいてます」
半分震えながらそう言うと、
「こちらへどうぞ」
と相談室へ通された。そして、用紙を二枚出して
「アンケートと収支表を記入してください。収支表はわかる範囲で大体でいいです。書けたらこれを押してください」
とレストランでオーダー決まったら押すボタンみたいなやつを置かれた。


完全にわちゃってる私は、
「は、はい、かしこまりました」
といつもの接客用語。
アンケートは「この事務所を知ったきっかけ」とかを記述する式のやつだったのね。
私はインターネットで知ったから、「Google検索」って記入。検索ワードも記入、「債務整理、借金問題」って書いたかな?
お次は収支表。
こういうの、凄く苦手なんだよね。
若い頃にちょっと店の収支表を書く仕事をしたことがあるけど、そこから20数年ぶり。
預金通帳を出して…給料の額を書いて、あとはほんとにアバウトに記入。あ、勿論、決まってる引き落としなんかは通帳の記載通りに記入しましたよ。
全部記入するのに、そんなに時間はかからなかった。相談室の中をちょっとキョロキョロして、「運命のボタン」(いちいち物に名前を付けますw)を「全身全霊の勇気」を持って押す…


しばらくすると、誰かの足音がこっちへ来る…!
「弁護士さん?」
紺のスーツを着た、若い男性が笑顔で入ってきた。(私からすると、30代後半でも若者です)
「よろしくお願いします。弁護士の○○です」
そう言うと、男性は私に名刺を渡してきた。
スーツの襟に光る、弁護士バッジ。
リアルでしかも近距離で見るのは人生初。
天秤のマークなんだね。
よく、「正義の女神テミス」が目隠しをして天秤を掲げてる像があるけど、それ繋がりなのかな?(後で調べました。正義の女神テミスは司法の公正と平等の象徴だそうで、だから裁判所や法曹養成所に像や絵画があるのだそうです)


挨拶が終わると、両者着席して「本題」へ。
先ずは私が先日のヒアリングで言ってた内容と、私が持参した債務状況と債権者名のわかる書類を出す。
「消費者金融と銀行系キャッシングと信販ですね。あとはクレジットカードの分割払いね」
弁護士さんは目をさらっと通すと、取引がまだ浅いから過払い金は出ないことや、任意整理だとかなり月々の返済額が上がる事を説明した。


記事番号71にも書いたけど、任意整理は裁判所を通さない債務整理で、遅延損害金や将来利息を免除してもらう交渉を弁護士さんや司法書士さんが直接金融業者とやります。和解締結後、債務者は「元金のみ」を3年から5年かけて返済します。
でも、最近は任意整理に協力的ではない業者も存在するそうで、交渉決裂の際は民事再生(個人再生)か自己破産へ方針転換を勧めることもあるそうです。


「どうします?お任せいただけますか?」


弁護士さんは優しい笑顔でこちらを見ていて…
「は、は、はい。お願いします」
って答えるのが精一杯でした。
事務員の人が委任契約書を持って来て、住所氏名を記入、身分証(私の場合は運転免許証)を出して、「シャチハタじゃない印鑑」って、私は自分の実印しか持っていないからそれを出して押す。
「一応、任意整理で受任します。大丈夫ですよ。業者へ受任通知を送付します。請求は止まりますからね。もしも行き違いで請求の電話があった時は、弁護士の介入と事務所の連絡先を伝えてください」
その言葉にまた涙腺が緩む…
どうやら涙腺の「栓」が抜けたみたいです。


そのあと、着手金の振込の件や、もう今後の返済と借入は一切停止することを言われ、クレジットカードと消費者金融のカード、あと銀行系キャッシングのカードを没収されました。
私は今後、一切の借入やローン申請が出来ない身の上となります。任意整理もブラックリストへ入ることも言われました。


「借金なんかして、ローンも組みすぎて、こんな人、いますか?あと、怒らないんですか?」
という私の質問に、
「ローンは女性はエステとか着物とか多いですね。あと、依頼者を怒るようなことはしませんよ。脅してどうするんですか?」
と優しくニコニコ返答をしてくださいました。


どうだろう?事務所に1時間半くらい居たかな?
帰り、早速「第1回目の着手金」を大阪のどっかの銀行から振り込んでおきました。


世間の「弁護士さん」のイメージ(私もそうでした)
・カタイ
・怖い
・怒る


全然違うんですよ。実際は。
確かに、あまりに優しいと、拍子抜けしますよね。
「え?この人、法廷で異議あり!!ってやってる人だよねぇ…」
とか考えますからね。


とりあえず、「命拾い」しました。
この先、大変だけど、頑張っていかないとね。
カード類を没収された私の財布は身軽になりました。もう借金は出来ません。
家に帰ったら、通販サイトのクレカ番号を消しておかないと!!




*********************


このあと、1ヶ月、いろいろ悩みました。
ほんとに任意整理、大丈夫?
んで、法律事務所へ11月の半ばすぎに電話したら、大阪事務所の所長弁護士さんに
「あなたを傷つけまい、と任意整理で受任したけど…自己破産のほうがいいのでは、と思いますね」
と説得を受け、11月末までにどうするか考えて返答するように言われました。
結果、方針転換を決心、
再度、事務所へ行くことになります…

プロフィール

西村ロベルタ

Author:西村ロベルタ
毛皮、動物実験、娯楽の為の動物利用、殺処分など、この世は関心を持たなければ分からない事がたくさんあります。「いつもの視点」を少し変えてみて下さい。
菜食主義者。

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