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弁護士さん

西村ロベルタです。


ツイッタランドの自己破産の人です。


いや~~、自己破産の申立がされて、先日、世間でいろいろ話題の「定額給付金」の件について「これは財産扱いになるのか?」で法律事務所に連絡を入れました。
いつもの担当事務の人が答えてくれました。
「財産扱い」です。


…って事は、口座に入金されれば、毎月の余剰分と足せば「20万円」いっちゃうじゃないの!
確か、「現金」と「預貯金」は「別物扱い」ではなかったっけ?
現金は99万円まで。
預貯金は20万円まで。
それ以上だと管財事件にされちゃうんじゃ……


ヘタレな西村は、そこがめっちゃ心配だったわけです。
んで、いつものように質問攻め。
西村「あのー、定額給付金が支給されますよね?確か10万円。じつはね、毎月の余剰分と合わせると明らかに20万円を超えるんですよ。これって財産扱いとなれば管財案件ではないのですか?先日、5万円ほど賞与も支給されたし、余計に心配なんですよね。どうなんですか?」
事務の人「定額給付金は財産扱いですよ」
西村「それなら、[有用の資]って事で引き出しておいたほうがいいのですか?」
事務の人「いえ、大丈夫です。西村さんが申立をした裁判所は大阪地裁と同じ基準で運用されてて、[預貯金と現金を足して50万円までなら自由財産]っていう扱いですよ」
西村「え?でも、他所の裁判所とか、あと、債務整理関係のサイトさんにはそんなこと書いてませんけど?」
事務の人「だから、西村さん。ネットの情報はあくまでも[目安]なんです。ここは裁判所によって運用が違います。預貯金と現金を足して50万円なんて、とても届かないでしょ?」
西村脳内「うわ、貧乏認定されてるわ。まあ、周知の事実だから自己破産なんだけど…」
西村「はい。20万円ちょっと超えるだけです。手持ちのお金と合わせても30万円にも全く届かないです」
事務の人「それなら大丈夫ですよ。でも、収支表はちゃんと書いてくださいね。あと、こうやってわからないことを訊いてくださるのはとてもいい事ですよ。心配しないで」
西村「ありがとうございます…」
事務の人「あ、事件番号が来てますよ。(西村の居住地管轄の)地方裁判所○○支部、令和2年(フ)第○○号です。あ、メモしなくていいですよ」
すみません。しっかりメモしました。
西村が申立をした裁判所は田舎の地裁でしかも支部なので、事件番号のナンバリングが二桁なんです、まだね。
都市部の大規模な裁判所と違って法人さんの申立が殆どないのか、それとも住民の絶対数が少ないからか…
とりあえず、「事件番号がついた」ということは、「裁判所に書類が受理されてる」ということです。


はい。
一歩前進です。


ここまで来るのに、ほんとに紆余曲折ありました。
ヘタレで精神病みでHSPな西村は、初めて法律事務所へ行った時も心臓が爆裂するんじゃないかと思うほど緊張して泣きそうになるの必死で堪えていました。
これの随分と前の記事にも書いたけど、西村は当初は任意整理をする予定で相談に行き、そのまま受任してもらったんです。
債権調査がまだちゃんとやれていなかったからまだその時はなんとも言えなかったんだけど、どう考えても手取り月収の3分の1強は払うことになってしまいます。なにせ、非正規労働者の安月給だから…


んで、西村が多重債務者になった(されちゃった)のはあの着物ショップの所為だ!!訴えてやる!!


って事で任意整理受任してもらって数週間後、法律事務所へ電話をしたんです。
西村「あのですね、私は無理やり購入させられて多重債務者にされちゃったんです!訴えてやる気満々なんですけど!」
事務の人「ちょっとお待ちください。弁護士と代わります」
その時に電話に出てくださったのがのちに西村の申立代理人となる大阪事務所の所長弁護士さんだったんです。
優しい声でした。
弁護士さん「西村さん。気持ちはわかります。でもね、裁判をするとなると、また着手金が必要ですし、それに勝てなかったら無駄になってしまいます。任意整理が重い、って事ですよね?」
西村「はい。それに、無理やり購入させられたものなんて、無理に払うのも嫌なんです。払えなくなるのも怖いし…」
弁護士さん「自己破産しましょう」
西村「え?自己破産…ですか?」
弁護士さん「はい。自己破産です。年収を既にかなり上回ってるし、任意整理は確かに無理だと思うんです」
西村「自己破産って…嫌だ…怖すぎる…」
それまでの「ぜぇったいに訴えてやる!!」の気迫はどっかへ行ってしまい、急に怖気づく西村。
弁護士さん「大丈夫ですよ。それに、払えないんだし破産して免責もらえば貯金もできますから、その方がいいと思うんです」
西村「そんな……」
弁護士さん「委任契約書、読みました?」
西村「はい。任意整理で和解締結をする前なら積み立てた費用はそのまま自己破産や民事再生の費用に回す、と…」
弁護士さん「そういう事ですね。考えておく時間をあげますからね、決心がついたらもう一度連絡ください。契約書を書き直しますから、事務所へ来てもらわないといけないし」
西村「はい…わかりました…考えておきます」


このやり取りをしている間、ずっと弁護士さんは優しい声と口調でした。
しかし、自己破産か。
そこまで事態は悪いんだ…
じつは西村はかつてヒモ亭主と暮らしてた時に借金まみれになって、自己破産を考えたことがあるんです。結局は独身時代の定期預金を発見して、払えるところは払って、あとは調停(だったかな?)で5年かけて払ったけど。
でも!
今回ばかりは逃げられない。
「隠し預金」なんてなモノは存在しない。ってか、そんなものがあるなら払えるところは払って任意整理が可能なレベルになってたでしょうから。


結局、決心して(…というより、せざるを得なかった)事務所へ再度行く事になって…


所長弁護士さんは、最初に出会ったイソ弁の先生よりも若くて、でもとても優しい人でした。
スーツの襟にはまだ金ピカの弁護士バッジ。
年数が経つとバッジの「金ピカ具合」はなくなっていくんだそうです。メッキが剥げる=弁護士経験が長い、みたいな。
弁護士さん「どうしますか?」
西村「この前、先生が言われた通り、任意整理は困難だと思うんです…だから…」
弁護士さん「そうですね」
西村「破産…自己破産します」
弁護士さん「わかりました。大丈夫ですよ」
西村「私のこと、怒らないんですか?借金まみれになって、バカじゃないですか」
弁護士さん「依頼者を脅してどうするんですか。弁護士は依頼者の味方ですよ」
西村「……」


なんて優しいの?
西村ってば、機能不全家庭の出自で優しくされた経験なんて殆どないんです。優しくしてもらった、といえば医療関係者ぐらいなもんです。ドクターとかナースさんとかね。
しかも、目の前にいる人は「法曹」です。


西村が「弁護士さん」に持ってたイメージ。
・カタイ
・コワイ
・怒る
・偏屈


申し訳ない。
ステレオタイプもいい加減にしろレベルです。


返せない借金をかかえて悲嘆して傷ついた心に、弁護士さんの優しい声と笑顔は勿体なすぎるレベルです。
最近は弁護士さんも集客に苦心しているとか聞いてたけど。
いくら「サービス業の精神」だとしても、法曹さんから優しくされるのは格別なんだわ。


あと、西村が「弁護士ドットコム」という判例を見るサイトの有料登録をキャリア決済でやってるのやめるように言われたんですよね。
あれ、いろいろと便利なんだけど…
弁護士さん「弁護士ドットコムかぁ…」
西村「はい…」
弁護士さん「ってか、西村さん。弁護士はここに居ますよ」(笑顔キラリーン)
西村「そうですね…解除しておきます」
キャリア決済の何がダメかと言うと、「一時的にお金を借りている状態」になるからダメなんだそうです。これ、厳密には「偏頗弁済」(=特定の債権者にだけ優先的に返済をする)になるんだそうで、自己破産で偏頗弁済は厳しく禁じられています。(民事再生もですよ)
(西村は帰宅後、すぐにキャリア決済を解除しました)


まあね、このあとまたいろいろあるんだけどね、西村は「あの優しい先生に協力的でありたい!」って思ってね。その後、書類集めやいろいろ頑張りました。


そして、先日、漸く申立。


借金払えない…
でも法律事務所とか行くの怖いし…
弁護士さんなんて緊張する…
でも、このままだと「人間の暮らし」が不可能…


大丈夫ですよ。
債務整理に強い法律事務所さんは「借金減額シミュレーター」とか事務所サイト内に「借金お悩みナビ」のバナーを置いてたりします。
過払金が殆ど出なくなった昨今、任意整理が難しい負債をかかえている人も多いと思います。
でも、専門家に相談すれば、ちゃんと「合った方法」を示唆してもらえます。
「自己破産は嫌だ!」
って人は、条件を満たせば民事再生(個人再生)で解決する方法もあります。
(そもそも日本人は自己破産に差別的イメージを持ちすぎです。多分、ワードの響きが重いのでしょうね。「個人清算手続き」とかに名称変更してくれたらいいのにね)


医療費が高額なアメリカでは、医療費破産も多いそうです。(アメリカでは自己破産は「7条破産」と言うらしい)
あのトランプ大統領やウォルト・ディズニーも破産経験者です。大器晩成型は破産経験者なのか?


いずれにしても、弁護士さんは怖くないです。
別に最初に相談した事務所に依頼しなくちゃいけないわけではないです。


自らの手で命を絶ってしまったり、犯罪に走る前に…


弁護士さんに相談しましょ。
ほんっとに大丈夫だから。


ヘタレな西村が言ってるんだから、大丈夫ですよ。




西村は現在、「破産手続開始決定待ち」です。
今年はコロナのバカのせいで、裁判所が職員を減らして対応しているため、関東のほうだと数ヶ月先まで破産予約が入っているのだそうです。実際、債権者集会(管財事件になった人の免責前のやつね)を延期された人も居ます。
でも、無理して「払えない借金」を払う必要はないです。


どうか、借金苦のあなたも、弁護士さんの優しさや笑顔、そして何よりもその助けに出逢えますように…







プロフィール

西村ロベルタ

Author:西村ロベルタ
毛皮、動物実験、娯楽の為の動物利用、殺処分など、この世は関心を持たなければ分からない事がたくさんあります。「いつもの視点」を少し変えてみて下さい。
菜食主義者。

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