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私が「現実」を受け入れるまで

西村ロベルタです。


ツイッタランドの自己破産の人です。


8月に入り、気温が急上昇、序でに西村の緊張度も上昇しています。
いやね、自己破産には破産手続開始決定がおりてから「免責申述期間」っていうのが設けられるんだよね。そして、この免責意見申述期間は「一ヶ月以上でなければならない」(破産法第251条第3項)ってなってるんだけど、西村の場合は同時廃止だったから免責意見申述期間は二ヶ月間、おかれることになった。
これは官報にも書かれるんだよ。


免責意見申述期間、っていうのは、別名「免責意見聴取期間」と言って、まあ、簡単に言えば「債権者の皆様、破産者西村ロベルタに免責を与えるのに異議があるなら裁判所へ意見申述してくださいね」という期間です。
この免責意見申述期間、普通の貸金業者なら、まず意見申述してくることはないそうです。
大抵の場合、破産手続開始決定の通知が届いた時点で損金勘定してしまうらしいです。
問題なのは友達とか個人的な借入がある場合。この場合だと意見申述されちゃうみたいですが、単に恨みつらみを書き綴ったものや「返してもらわないとウチも経済が回らんのです」的なやつは裁判所は認めません。
つまり、よっぽどの事がない限りは「待つだけ」の期間になります。


意見申述期間にもしも債権者から意見申述されちゃうと免責に響くらしいです。(法的にちゃんとしたやつね)


いよいよ佳境です。


ここまで来るのに、ほんとにいろいろありました。
以前も書いたかも、だけど、西村は当初は任意整理で受任をしてもらったんですよね。
ところが、質問があって法律事務所へ電話をした時、弁護士さんが
「債権調査の結果がまだ確定していないけど、現時点でこれだけの負債があると、まだ増える可能性があるし、そうなるととても現実的とは言えない返済額になりますね。今なら間に合います。自己破産しませんか?」
と言ってくださり、
「自己破産…そんなの怖いです…」
って半泣きになる西村にいろいろ説明してくださり、再度事務所へ行き、自己破産をすることになったんです。


12月の上旬に法律事務所へ行き、弁護士さんと話す時、
「どうしますか?」
という弁護士さんに西村は
「先生の言われる通り、任意整理は不可能だと思います。破産…自己破産します」
となんとか答えたのを覚えてるよ。
「そうですね。それがいいと思いますね」
という弁護士さんの優しい声と笑顔に安心する反面、「自分はとんでもないことをするんだ」と悲しくなったのを覚えてる。
この時はまだ、西村自身の中で自己破産に対するイメージが世間一般と同じく、とても悪いものだったんだと思います。


よく聞くけど、
・自己破産をしたら人生強制終了する
・自己破産をしたら二度と立ち直れない
・選挙も権利を失う
・一生「アイツは破産者」だと後ろ指を指されて生きていかなければならない
・市区町村役場に告知されて「破産者名簿」に書かれて要注意人物扱いをされる


などなど…




↑これは破産法という法律の総則の部分なんだけど、「経済生活の再生の機会の確保を図ることを目的とする」ってことね。


つまり、世の中の人が思い込んでることとは全然違う、ってこと。
そりゃ、法人さんの破産だと「法人の消滅」というのが条件になってしまうよ。
だけど、ウチら個人が消滅出来るわけないし、するわけにもいかないじゃないですか。
すなわち、「リスタートの機会をあげますよ」ってことを法律が定めているんだよね。
勿論、財産のある人は差し出さなければならない(第2条参照)とかデメリットも存在するよ。
だけど、生活必需品まで差し出さなければならないわけではないんだよ。もしも、そんな事をしてしまえば「経済生活の再生の機会」どころじゃなくなってしまうからね。(法人破産の場合は自由財産が認められないので全てを処分することになります。まあ、消滅するわけだから、残しておく意味がないですよね)


いろいろ調べて、弁護士さんの指示を受けて、自分なりに向き合うつもりでいたけど、「自分が自己破産をする」って事実は、じつは受容するのが西村はとても困難でした。
そこにこの記事の二つ前の記事にもある通り、いろいろとあったわけでしょ。もうね、仕事中もヒマなときは脳内が「自己破産」でいっぱいになっては不安になりすぎて、そのせいでイライラすることも増えていった。
いけないことだとは思ったよ。
だけど、どうする事も出来ない自分がいた。
たくさん泣いて、悲嘆して、苦悩して、葛藤した。


「こんな手続き、喜んでやれる人なんていないよ。居るわけないよ。厳しすぎる…」


書類の準備をしながら何度も思ったよ。
そこに西村は自分で言うのもなんだけど、感受性が鋭敏すぎる部分があるからね。精神的に相当なダメージを喰らったのは事実だよ。


西村が依頼した法律事務所は陳述書の下書きを自分がするよう指示されます。
陳述書を書くためには(いくら下書きとは言っても)「現実」と向き合わなければならないんです。
勿論、つらいことに向き合うわけだよね。
西村の場合、「病気で働けなくなってしまった際の生活費の借入」とか「過量販売被害遭遇」とか、穴があったら入りたくなるレベルの事をそれまで封印していた記憶を辿っていかなければならなかったわけだからね。
法律事務所サイドも「現実と向き合わせ、反省させる」という意図もあったのかもしれない。
何度も涙が出てきて、書き上げるのに何度も手を止め、何時間もかかったのを覚えてるよ。
正直言って、「屈辱」だとも思った。
自分が借金しておいて、よく言うよ的な話だけど。


ある日、法律事務所から「書類の提出に来てください」という連絡が入ったのね。
それで、西村は最終チェックをする為に集めた書類を改めましてでチェックして、更に弁護士さんが仕事をやりやすいようにそれぞれ「医療費の領収書」「給与明細」「収支表」などジャンル分けをしてメモ書きをつけてクリップで留めて書類を入れる大きな封筒にまとめておいた。
その作業をしているとね、あれだけ嫌だと思ってた自己破産をそこまで嫌悪していない自分がいる事に気付いた。


そして提出に行く日。
弁護士さんは裁判所に行ってる、って事だったから担当の事務の人が書類を再チェックして受け取ってくれた。
西村は適宜、説明をしていったよ。
この頃になると、あんなに嫌でたまらなかった自己破産を「自分のこと」として受け入れている自分がいたよ。
そして、担当の事務の人から再度、禁止事項やこれからの流れなんかの説明を受けて…
いろいろ厳しいとは今でも思うけど、裁判所へ申し立てをする以上は仕方ないよね。


自己破産を決意したけどなかなか現実受容が困難な人へ。
書類の準備や打ち合わせなど、「ものごと」が進むごとに自然と受容出来るようになっていきます。
精神病みでHSPな西村でも大丈夫だったのだから、大丈夫。
現実逃避をしていると、進むはずのものも進みません。
向き合う、という最初の一歩は勇気が要るけど、そこをうまく踏み出すことが出来れば、大丈夫。あとは粛々と進めていくのみです。
弁護士さんや担当の事務の人を信頼してくださいね。
この手続きは信頼関係の構築を如何にうまくやるか、でストレスが余計にかかることなく進めていけますから。


最後に、「キャリア決済」が何故ダメなのかを書いておきます。
キャリア決済とは、有料サイトの利用料やその他の支払いを携帯電話の利用料と一緒に支払うことができるシステムなんだけど、携帯電話の利用料以外の部分については、「一時的お金を借りている状態」になります。
自己破産では「特定の債権者にだけ支払いをする」(=偏頗弁済)が禁止されます。(やっちゃうと本来なら同時廃止で済むものが管財事件になる確率が上がります)
だから、キャリア決済は厳禁!と申し渡されるんです。
詳しくは「キャリア決済 偏頗弁済」なんかのキーワードで検索してみてね。どっかの法律事務所さんのサイトなんかが説明してるから。


あと、「自己破産をしたら二度と立ち直れない」なんてなことはないです。
この記事の上の方に書いた「思い込み」の数々、あれはないのでご安心を。


西村は免責待ちをしながら、「負債のない生活」をしつつ、金銭管理の練習をしています。
家計簿はこれからも継続します。
家計簿をつけて自分の経済的な流れを知ることで、管理もやりやすくなるし、浪費も防げるし。
別に家計簿として売られてるノートをわざわざ買わなくても、金銭出納帳やお小遣いノートでもやれます。今ならスマホアプリでも便利なものがあるから、それを利用するのも方法かもしれないですね。「レシートを撮影するだけ」とかのやつもあるらしいし。


自己破産を決心した人、自己破産中の人、そして支払い不能な借金を抱えて疲弊している人、一緒に「ニュースタートへの扉」を開けて進んでいきましょうね。


「命の日々」は有限。
だから、大切に…







プロフィール

西村ロベルタ

Author:西村ロベルタ
毛皮、動物実験、娯楽の為の動物利用、殺処分など、この世は関心を持たなければ分からない事がたくさんあります。「いつもの視点」を少し変えてみて下さい。
菜食主義者。

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